第37回活動分析研究会 活動報告
「知覚・認知と運動」
第37回活動分析研究大会(Web&一部対面のハイブリッド形式)が山梨で開催され、
盛況のうちに幕を閉じました。今年は645名もの参加者が集い、指定演題3演題のほ
か、北海道・茨城・山梨・兵庫の各ブロックが担当した実技講座4演題、柏木正好先生
のコラム講演、樋口貴広先生の特別講演が行われました。
活動分析研究会の大きな特長は、すべての発表において患者の動画を用いる点に
あります。評価から具体的な介入、そして結果に至るまで、「何をしているのか」「患者
はどのような反応・活動をしているのか」が明確に伝わることで、臨床への活用がしや
すく、実践的な学びの場となりました。
また、昼休みには、「活動分析研究会のあゆみ」の動画が配信され、これまでの歩み
を振り返る機会となりました。懐かしい顔ぶれや馴染み深い場所を目にすることで、
当時の想いが蘇り、あらためて対象者と真摯に向き合いながら努力を続けていこうと
いう気持ちが強まりました。過去の積み重ねが今につながっていることを実感し、改
めてこの場に参加できる喜びを感じる瞬間でもありました。
今年の大会では、Webならではのメリットに加え、サテライト会場での対面形式も定着
し、より充実した交流の場となってきています。今後もWebと対面の特性を活かしなが
ら、多くの仲間へ活動分析アプローチを届けていきたいと考えています。
最後に、大会の準備・運営を支えてくださったリハテックリンクスの皆様、広報活動に
尽力いただいた地球旅クラブの皆様、各サテライト会場スタッフの皆様、活動分析研
究会の役員の皆様に、深く御礼申し上げます。皆様のご協力により、今年も充実した
大会となりました。本当にありがとうございました。
また来年、皆様とお会いできることを楽しみにしております。
活動分析研究会
会長 山本伸一